計算の見方

計算方法とデータの見方

数字は購入の可否を断定するものではありません。何を含め、何を含めないかを先に公開します。

計算の前提

標準ローン年利 4.0%、10年、最低頭金 20%
年間利用時間少なめ 25時間 / 標準 50時間 / 多め 100時間
燃料単価の前提ガソリン 165〜185〜210円/L、軽油 155〜170〜195円/L。マリーナの実売単価ではなく、比較用の前提です。
対象の保管場所東京湾、相模湾、その他関東、三河湾、和歌山・紀淡海峡、瀬戸内海、福岡・玄界灘、自宅保管。保管場所が未定なら、登録済み地域の高い側で仮置きして診断します。

購入費と月額の計算

購入方法は入力で選びません。購入に充てられる現金と毎月の予算上限から、ローン併用と現金のみの購入予算を同じ条件で計算し、借入が必要な場合は結果で比較できます。

現金で足りる場合

購入時に必要な金額は、船体価格に艇側の初期費用と保管場所の初期費用を加えたものです。追加艤装・必要備品は診断に含めません。月額の目安は、年間維持費を12か月で割って算出します。

ローンが必要な場合

最低頭金は船体価格の20%とし、初期費用を引いた現金の余剰は追加頭金に回します。入力する現金は「頭金だけ」ではなく、初期費用と頭金の合計です。借入額の返済額に、年間維持費の月割りを加えます。

結果では、船体価格、諸費用、頭金、借入額を分けて表示します。購入時に必要な現金が船体価格より小さくても、残額を借りるローン利用なら問題ありません。

月額から逆算する目標計算では、まず保管・維持費を差し引き、残りで借りられる元本を逆算します。維持費だけで毎月の予算上限を超える場合、頭金を増やしても解消しないことを明示します。具体艇が未定で船体価格だけを目標にする場合は、価格確認済みの比較用モデルから、その価格での初期費用と年間維持費を推計します。比較用モデルの価格帯外では外挿であることを表示し、艇種・サイズ・保管条件が決まったら具体艇で確認してください。自宅保管は、十分な敷地と必要な船台・トレーラー・揚降設備がすでにある前提で、保管場所への支払いを0円とします。購入・敷地整備・牽引・運搬・揚降の追加費用は含みません。保管場所が未定のときは、自宅保管を除く登録済み地域の同じ艇長区分・費目について、少なめ・標準・多めの各値のうち最も高い値を仮置きします。特定の地域やマリーナの見積りではないため、候補が決まったらそのエリアで診断し直してください。

年間費用の概算式

見積りがないことを理由に数字を止めず、比較に使える粗い基準を明示して計算します。追加艤装・必要備品は、この式にも初期費用にも入れません。保管料は別途、選択地域の公開料金・推計幅を足します。

費目標準条件の計算
燃料艇ごとの巡航時想定L/時 × 年50時間 × 燃料単価。少なめは25時間、多めは100時間で計算します。巡航時想定L/時には、利用時間・単価とは別の上乗せをしません。
年次点検・消耗品推進方式ごとの基礎額 + エンジン基数 + 総馬力。公開料金例を比較用の基準にし、船底再塗装・上架や故障の修理費はここに混ぜません。
保険艇長帯の基礎額 + 船価の0.35%(新艇)または0.45%(中古想定)。
検査・更新の年割りJCIの定期・中間検査の公開手数料例を6年で年額化し、手続・期限品の小さな予備を加える。診断の標準額は10m未満約1.5万円、10m以上約2.5万円。用途・定員・艇長で変わる。
修繕予備費新艇は船価の0.2%(最低5万円)、中古想定は0.75%(最低10万円)。故障を断定する費用ではなく、予算上の予備枠。

巡航時想定L/時は、公開されているエンジン・燃料種別・艇長を基にした比較用の仮定で、実測燃費ではありません。航行速度、海況、積載、人員で大きく変わるため、購入前には利用予定のマリーナでの燃料単価と、候補艇の実航行データに置き換えてください。

費目の組み立てと燃料を「リットル×時間×日×円」で考える根拠はヤマハ発動機のランニングコスト案内、年次点検・消耗品の基準はヤマハのボートメンテナンス料金例とワイズギアのメンテナンスガイド、検査の周期と法定手数料はJCIの検査時期と料金案内を参照しています。船底再塗装・上架は保管条件で大きく変わるため、診断には一律に入れず、保管先の見積りで確認してください。

購入予算案の逆算

結果の船体価格は、どの余裕度で購入するかを選ぶための購入予算の目安です。価格と費用を確認できる比較用のモデルをもとに、選んだ地域での初期費用と年間維持費を見積もり、必要に応じて現金購入または標準ローンの購入時の金額と月額を計算します。1億円未満の逆算には1億円以上の比較用モデルを混ぜないため、1億円超の追加データが数百万円〜数千万円級の購入予算を直接左右しません。

維持費は新艇・中古艇の別、年式、整備履歴、艇の状態で大きく変わるため、候補艇ごとに確認してください。

「ゆとりを残す目安」は、購入時の現金・月額を各予算の80%以下に抑え、保管料や整備費が高めでも予算内に収まるよう余裕を見た価格案です。「維持費次第で届く目安」は、比較用モデルの費用をもとに入力予算内に収めた価格案です。実際の保管料や整備費を抑えられるかで購入できるかが変わり、実費が想定より高ければ月額が上限を超えることがあります。現金のみ案では、船体価格と艇側・保管開始時の諸費用を現金で賄い、月額は維持費だけで判定します。結果には、船体価格、購入時の現金、借入額、月額を表示します。借入0円で足りる場合は同じ案を重複表示しません。

「次の一歩」は、入力した購入時の現金と月額上限をそれぞれ50%増やし、その条件で船体価格の目安を逆算した案です。近いモデルの有無には左右されません。予算超過を勧めるものではなく、次の価格帯を見るために必要な条件を比較する表示です。

入力した毎月の予算上限は使い切る目標ではなく上限です。現金が多くても、保管・保険・年次点検・消耗品・燃料などの月額が制約なら、船体価格は大きくなりません。高めの費用まで上限内に収める案では、標準的な月額が入力上限より低く表示されることがあります。

比較用モデルの価格帯から離れるほど、費用の目安は実際の条件と差が出やすくなります。モデル、マリーナ、使用頻度、融資条件で大きく変わるため、購入前には販売店と保管先の見積りで確認してください。

4段階の判定

判定条件
余裕あり標準の初期・月額が各予算の80%以下、かつ高め条件でも予算内。
予算内標準の初期・月額がともに予算内。
少し超過標準の初期または月額の最大超過率が120%以内。
対象外標準の最大超過率が120%を超える。予算0円で正の費用が必要な場合も対象外。

費用の確度と限界

メーカー・輸入元の価格や主要諸元は出典に紐付けます。一方、保険、年次点検・消耗品、燃料、修繕予備費は上の式による推計です。標準条件は年50時間で、燃料の少なめ・多めは利用時間と単価が変わった場合の幅です。国内円価格と主要諸元を確認できる艇だけを公開一覧に掲載し、開始価格・個別在庫価格は通常のモデル価格帯と区別して表示します。36〜40ft・41〜60ftの地域保管費には公開料金に加えて艇長区分への拡張推計を含むため、推計は実測や見積りではありません。61ft以上は地域別の保管費・初期費用の根拠がそろうまで、価格・仕様だけを表示し、診断には使いません。

鮮度

比較用モデルは更新日から90日を超えると注意を表示します。国内円価格の根拠を確認できない艇は公開一覧に掲載しません。

主なデータ出典